【④JSPAC(ジャスパック)耐震工法】

●概要

JSPAC(ジャスパック)耐震工法は、当協会が推奨する次世代型耐震補強工法です。
あらゆる建築に対応する安価で容易な耐震補強工法として当協会が開発し特許を取得いたしました。
本工法は、柱せん断耐力の増大を目的に、繊維シート工法と鋼板巻き工法を併用した新たな柱巻き工法です。
耐震性、施工期間、費用の面において優れた性能を発揮します。
耐震補強工事に本工法を採用する場合、当協会の認定施工会社のご紹介が可能です。

●JSPAC耐震工法5つのメリット

JSPAC耐震工法を特徴づける5つのメリットは、それが従来の耐震補強工法に優るであることの証です。
メリット-1
建物を使用しながらの居ながら施工が可能です
 
工事中は引っ越ししなければなりませんか?
普段通りに生活できますか?
使い勝手が変わりませんか?
「JSPAC耐震工法」では、従来の鋼板巻き補強工事に比べて溶接を必要としないため安全が確保でき、最小限の仮囲いの中で作業が行われことから、建物を使用しながらの居ながら耐震補強施工が可能となりました。
当協会では、飲食店でも営業を継続しながら耐震工事提案の実績もございます。
メリット-2
多様な建物への対応が可能です
 
「JSPAC耐震工法」では、建物の各部の形状に応じた施工が可能なため、マンションやオフィスビル、学校の校舎など、様々な建物に応用することが可能です。
通常はコンクリート柱へ適用するケースが多くを占めますが、状況によっては鉄骨造などの構造物にも応用が可能です。
また住居や商業ビルにとどまらず、工場や映画館、音楽ホールなどの高天井の施設や、橋脚、高架の支柱などの建物への耐震補強にも対応します。
メリット-3
建物意匠への影響がほとんどありません
 
「JSPAC耐震工法」とは、重機を使用せず狭い場所でも作業ができる厚さ3ミリほどの薄い鉄板と、耐震補強繊維シートを、既存のコンクリート柱に巻き付け固定する工法です。本工法では、新たに壁や柱を増設する必要がないため、従来の工法に比べてシンプルに施工できます。
完成後も建物の意匠にはほとんど影響がなく、内部空間にも圧迫感を与えないため、デザイン性の高い建物や、雰囲気が重視されるホテルなど、多様な建物に活用できる耐震補強工法です。
【耐震補強前】 【JSPAC耐震工法による耐震補強後】
メリット-4
最小限の工事で優れた耐震性能を発揮します
 
「JSPAC耐震工法」では、これまで大型建物の補強に使われてきた、「鋼板巻立工法」と「繊維巻付工法」の双方の長所を併せ持つ工法です。これにより一度の工事で建物の強度[剛性]と粘り強さ[靱性]の両方を同時に補強することができるうえ、工期の短縮につなげることが可能になりました。
各工法の特性を有し、欠点を補い合うことで、少ない工事で効率的に耐震性を向上します。
メリット-5
最従来工法よりも低コスト・省エネルギーで施工できます
 
「JSPAC 耐震工法」では、居ながら施工の実施により退去に伴う移転費や代替施設の費用が不要となるため、工事にかかるトータルコストの大幅な削減を実現します。
工期短縮や重機の使用がないことで、騒音の発生を防止しCO2の排出削減にもつながるなど、環境保護へのメリットも大きい工法です。

参考:居ながら工事で耐震補強。ホテル・旅館が生き残る鍵?

●耐震工法の種類と特徴

耐震補強の実施には、耐震診断の結果を分析したうえで、補強の基本方針を定め、補強目標に適した工法を設定いたします。
耐震補強工法もさまざまな種類があり、いわゆる耐震補強工法には、建物の耐力を上げる耐震補強工法、地震のエネルギーの一部を吸収させる制震補強工法、建物の揺れを少なくする免震補強工法があります。

★従来工法:壁を増強して強度を高める耐震補強

★巻立工法:既存の柱の強度を高める耐震補強

参考:耐震補強の種類

●名称変更について

一般社団法人レトロフィットジャパン協会は、平成21年11月10日に設立されてから今日まで、耐震改修や建築物の補強・補修に対する社会的需要の増加に対応しつつ、建築物に対するレトロフィット技術の構築と普及、さらには、都市の再生を含めた広範囲にわたる活動を通じて、社会に貢献するという目標を掲げて進んでまいりました。

その中で、当協会の推奨工法でもある「SPAC工法」の普及・拡大にも取り組んでまいりました。その結果、各分野における懸案建築物の耐震化の推進に貢献できてきたものと自負するところであります。

このような事業を展開するなかで、これまでの「SPAC工法」の一層の進化を図る目的で、工法の具体的な技術開発に取り組んでまいりました。その研究の成果として、今回「JSPAC耐震工法」を編み出し、特許工法として認められ、当協会の推奨工法として、改めて耐震技術に関係する皆様にご紹介することができる事になりました。

今後は、これまでの「SPAC工法」の実績を継承しつつ、「JSPAC耐震工法」の名称と技術内容で皆様へご紹介してまいりますので、これまで以上のご支援、ご協力を賜れば幸甚に存じます。

参考:耐震基礎用語集
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