「レトロフィット」とは?

古い建築物に『新築強度』をもたらす技術と文化があります。

~ レトロフィットについて ~

レトロフィットとは、「Retroactive refit」を語源にした技術用語で、建物においては、施工後に目的に応じた修繕を行うことを総称していいます。一般には既存建物の耐震性を改善する際に用いられます。

耐震補強とは、地震やそれに伴う地盤変動に対して耐性を持たせるために建物を改修することで、建物の耐震性と構造の関係についての学術的理解が深まり、近年の都心部における被災の経験などにより、耐震補強の必要性はますます理解されるようになりました。

先進各国においては1960年代後半より、そして1970年代後半には世界の他の国々において、地震から建物を保護するために構造的な観点から対応する「耐震法」が導入されるようになり、今日ではさまざまな研究が行われるようになりました。さらに、耐震性評価や改修・再建のための最先端の技術的なガイドラインが発行されるようになりました。

レトロフィット技術は台風や竜巻などの自然災害に対しても適用されます。主として構造面での改善によるレトロフィットの実践が取り上げられますが、非構造要素からの危険損失(内装や外壁等の破損など)を低減することも重要です。また、初期設計やそれ以降の拡張修繕によって耐震性能が格段に向上したとしても、あらゆる地震に対する安全性を確保するということにならないことも銘記すべきです。

一般社団法人レトロフィットジャパン協会では、事業継続可能なリフレッシュ(リフォーム・リノベーション)推進し、建物の資産価値の向上・保全・安全化を促進するための建物調査や改修・修繕・耐震化事業に関する指導・助言・技術者養成を図る事業などを実施しております。

 

建物コンサルティング

~ レトロフィットの神髄は甦らせること ~

ビフォーアフター「レトロフィット」の本来の意味は、新品同様かそれ以上の性能を持たせるために改修・改善すること。例えば耐震性能が危ぶまれていた建物から離れていた人々を、「住みたい」「利用したい」と思えるほど魅力的な「新築のような建物」に変換したり、建築時の目的とは異なる使い方をしたい建物をその新しいコンセプトに基づいて改修することが、レトロフィットの考え方です。

入居者が減っていた建物をレトロフィット手法によって魅力的な建物として復活させ満室になった、という例も少なくありません。

 

リノベーション・コンセプト(参考)

古い建物を新しいコンセプトで再利用している事例は世界中に沢山あります。例えば、かつてガソリンスタンドだったところが今では携帯ショップ、カフェ、飲食店、カーショップ、居酒屋、コインランドリー、美術館などに改修されています。

富山県氷見市鞍川においては廃校の体育館を市役所にリノベーションしたという世界初の事例もあるようです。

古い建物の現状を評価し、どのように生まれ変わらせたいかというコンセプトを決め、それを実現するための方法を検討する。こうして建物に新たな息吹を吹き込むのが、「レトロフィット・コンサルティング」の成果です。

 

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